【葬送】三越伊勢丹ホールディングス前会長・武藤信一(むとう・のぶかず)氏(産経新聞)

 □25日、東京・ホテルニューオータニ

 ■チャレンジ精神で業界牽引 

 「失敗を恐れるな」「失敗の経験を生かせ」とよく部下に語っていたという。

 そのチャレンジ精神が保守的な百貨店業界にあって、伊勢丹の品ぞろえを際立たせ、新宿本店(東京都新宿区)を百貨店売上高で日本一に押し上げた。強力なリーダーシップで三越との経営統合に尽力するなど、名実ともに業界のリード役だった。

 昭和43年に伊勢丹に入社。一貫して営業・営業政策畑を歩み、“ファッションの伊勢丹”を具現化するため世界を駆け回った。

 故人が課長時代に入社した伊勢丹幹部は、「実は気配りの人。社長になっても常に店頭で社員を激励し、一度話した社員の名前と仕事内容を忘れなかった。誰からも好かれた」と振り返った。

 悲しみは海も越えた。有名ブランドの伊プラダ・グループのパトリッツィオ・ベルテッリCEO(最高経営責任者)は弔電で、「長年にわたり、プラダと私個人の特別な相談相手だった。大きな喪失感を味わっている」と早すぎる別れを嘆いた。

 25日の「お別れの会」には取引先など約3千人が参列。故人を慕う社員からも、1千通のメッセージが届けられた。

 予期せぬ病魔により、三越伊勢丹グループが統合効果を発揮する姿を見届けることはできなかった。

 かつてない逆風が吹く中、百貨店業界は巨星を失った。

 1月6日、多臓器不全のため死去。享年64。(小熊敦郎)

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胆沢ダム談合情報、国交相が徹底調査を明言(読売新聞)

 前原国土交通相は2日の衆院予算委員会で、国交省発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)の工事入札で、入札前に寄せられた情報通りのゼネコンが落札した問題について、「出来るだけ徹底的に調査を行い、明らかになった結果について公表したい」と述べた。

 調査方法については、「当時の関係者の聞き取りや入札関係書類の調査を行うことを考えている」とした。

 また、前原国交相は、公共工事の談合情報の調査方法について、「独立性の高い第三者機関を通じて行うことも考えられる」と述べ、調査にあたる第三者機関設置を検討する方針を示した。現在は、「公共工事の落札業者が入札前に決まっている」などの談合情報が同省などに寄せられた場合、同省職員が建設業者からの聞き取りを行っている。

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